おそらにワン?

わんことの日常を綴ってます

僕とクロのおはなしⅥ…僕達はクロちゃんの誕生日を知らないんだ 

 




利根川の河川敷

ここはボクたちの思い出の場所




春には菜の花が咲き乱れて

夏はここでくたくたになるまで泳いで

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秋には木枯らしが吹き荒れる中おいかけっこして

そして寒い寒い冬も赤城おろしが吹きすさぶ中

大人たちもボクたちもいつも風の中で日が暮れるまでずっといたんだ





ここは捨てられた猫ちゃんやワンちゃんがよくいて

お店に来るウインドサーファーさんたちがそんなワンちゃん達を家族に迎えてくれてたりしていたの

だから風が吹くたびに河川敷はドッグランになっちゃって

お店の中は動物園みたいだったね



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「いつだったっけ?」

「何才だったの?」


この土手でクロちゃんは保護されたんだ

ギスギスになってふらふら~てしてたところをお店のママが抱いてくれたんだよね



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クロちゃん、この川の50キロ先にはキミがいるんだよね


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ボクはまた会いに行くからね!



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僕とクロのおはなしⅤ…僕は利根川のギャング 

 






クロちゃん、

木枯らしが吹く季節がやってきたよ

大人たちも僕たちもエンジン全開になる季節だよね

大人たちはウィンドサーフィンで

僕たちはボール遊びだ




僕たちはボールを投げてほしいから

投げてくれそうな人を見つけてだしてボールをポイッ!!

そうして投げてくれるのをじっと待つの

クロちゃんはいい子にして待ってられたけど

ボクは早く~!早く~!

興奮がおさえられなくて

思いっきり吠えちゃってたんだ

どうしょうもない犬だったの





「ちょこしつこいよ~!!」


「遊んでくれなきゃ

   ヘルメット持ってちゃうぞ~

「こら待て~!!!」




でもあまりにやんちゃな僕は

いつもクルマに閉じ込められてたんだ

あたりまえだよね



利根川クロとちょこ




日が沈んで風がやんで

大人たちが道具を

片付けだすころゲームセット


クロちゃんは

クタクタなふりして

両足をばたつかせて

ママにだっこをせがみだすんだ

甘えんぼだったよね、クロちゃん





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クロちゃん、ひとりで遊ぶには広すぎるよ…




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僕とクロのおはなしⅣ…看板犬クロちゃん 

 

クロちゃんはお店の看板犬だったんだよね

春も夏も秋も冬も

お店の外のベンチで

いつもママに抱っこされてたよね


菜の花が満開になる春も

暑い暑い夏も

金木犀が香りだす秋も

北西が窓ガラスをたたきつける冬も

いっつもママのひざの上

甘えん坊なんだ





あの頃の僕んちの週末は

きまってクロちゃんちに行ってたんだ

パパはウインドの陸トレ

僕はそのそばで

ママといろんな練習をしたんだ

僕はひっぱり犬だったから

とても大変だったんだ




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昨日ね

野積海岸へ行ってきたよ

毎年行ってたよね

クロちゃんとクロちゃんちのお店に来る人たちとね

でもずっと雨降り…





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陽が沈んでからは

僕を囲んでいろんなおはなししてたよ


『僕のことをいい子だな~っ』

『こんないい子はいないよな~』

なんてめちゃめちゃほめてくれたひともいたのに

クロちゃんのパパが僕のやんちゃ時代をばらしちゃったんだぞ


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でもクロちゃんのパパは言ってたんだ

僕の耳はハートの形してたんだって

キズモノじゃないんだね

クロちゃんのパパっていいこと言うよね


僕は疲れて眠たいんだけど

おとなたちの夜ったら長くてさ

飲みすぎのママは

僕のこと間違えて

『クロ!』って言っちゃたんだよ!

つい言っちゃうみたいね

僕はクロちゃんが来たかと思っちゃうじゃない

でもみんな笑ってたね


アハハ…  あはは…




甘えん坊でみんなのアイドルのクロちゃんは

まだみんなのこころにいるんだよ




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遠くに佐渡が見えたけど

雨降りで

風もなくて






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ただ役目を終えた一艘の船が

陸に上がって

海を見ていたよ




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僕とクロのおはなしⅢ…ボク脱走したんだ 

 

覚えてる クロちゃん?

僕、脱走したんだよね

夜中に僕があばれて怖くなったママのママは

窓を開けちゃったんだ

僕ははじめてのママの田舎で

クルクルしていただけだったんだけど

怖かったみたい


ママのママがあけた窓から

僕は外へ飛び出しちゃったんだ




ママは夜中ずっとさがしてくれてたんだ

電柱にもビラをたくさん貼ったんだ

いろんな人が僕を探してくれてたんだ

クロちゃんのママも

『クロの鼻でちょこを探すんだ!』

って言って

大きなクルマにクロちゃんを乗せて

50キロ離れたママの田舎まで

僕を探しにきてくれたんだよね









クロちゃん

あの時、僕どこにいたと思う?



病院の空き地にいたんだよ

そこは救急車がとまる大きな病院で

となりにある保育園の先生に

つかまっちゃってたの

でもつかまえてくれてよかったよ

あのときの僕は

何しちゃうかわからないもの


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しばらくしてママがとんできたよ

大きな目がふくらんで小さくなってたよ


今も時々サイレンの音が聞こえるけど

僕はやっぱり苦手なんだ









この僕がいま脱走だって?


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できない!できない!

クロちゃんの友情に拍手してね

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僕とクロのおはなし…僕はセラピー犬? 

 

■僕はセラピー犬?…2話





そうしてちょっと疲れたお姉さんがママになり

とても元気なお兄さんがパパになったんだ


1Kのとても狭いマンションで

3人暮らしがはじまったんだ

そこはワンちゃんは入れないマンションだったから

パパは僕をボードケースに詰め込んで

4階まで誰にも見つからないように

いつも猛ダッシュで往復してたんだよ


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元気なパパが出かけたあとは

僕は頼りないママとふたりきり

見た目には元気そうなんだけど

いつも何かにおびえてたよ

だからお薬をたくさんもっていたんだ





ある日ママは

急に意識が遠くなっちゃったんだ

遠くから

サイレンが鳴り響いてきて

それはうちの前で止まったんだ


下のほうからドカドカと音をたてて

大きな男の人が

僕んちの小さい部屋に入ってきて

ママを連れてっちゃったんだ

僕はひとりになっちゃった


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あの頃はとてもとても弱いママだったんだ


しばらくして新しいアパートに越したんだけど

それでもやっぱりママは元気がなくて



そんなとき

クロちゃんは何回も何回もうちに来てくれたんだよね

そしてクロちゃんのママはよくこうに言ってたね

『ちょこをセラピー犬にしよう!』て

そのとき僕はすごい暴れ犬だったのに

笑っちゃうよね


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でもそう言って

いつもママを励ましてくれてたんだよね

クロちゃんがいて

クロちゃんのママがいてくれたから

僕はとても心づよかったんだよ

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この空の 向こうの青を見たくなる 列島を覆う 暗雲の空

どうか風よ 強く吹き荒れるなよ 巻き上げ飛ぶのは 花の種子だけに


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